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油圧作動油に要求される性能 |
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油圧作動油は、圧力をアクチュエーター(油圧シリンダ、油圧モーター)に伝える働きと、油圧ポンプ、各制御弁、アクチュエーターなどの力のかかる部分の潤滑をする働きをしています。
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1.いつも適当な粘度を保つこと(適正粘度、高粘度指数) |
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<うすすぎると>
●シリンダなどのすき間からもれて、十分に力を伝えられない。
●バルブのすき間からもれて、正確にコントロールできない。
●十分な潤滑ができず、ポンプなどの摩耗を早める。 |
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<こすぎると>
●抵抗が大きくなり、ムダな力がいる。
●動きがにぶくなる。
●ポンプの吸い込みが悪くなる。 |
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2.寒い時でも固まらないこと(低温流動性) |
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<低温流動性が悪いと>
●手国戸外で使う機器では、寒い時は始動できなくなる。
●ストレーナーがワックスで目詰まりする。 |
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3.摩耗を防ぐこと(耐摩耗性) |
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<防ぐ力が弱いと>
●特にポンプが早く摩耗する。 |
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4.いたみにくいこと(酸化安定性) |
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<いたみやすいと>
●スラッジが出来て、バルブやストレーナーをつまらせる。
●作動油の寿命が短くなる。 |
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5.アワをすぐ消すこと(消泡性) |
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<アワができると>
●力が伝えられない。
●潤滑ができない。
●キャビテーション(がたがた)を起こす。
●オイルがいたみやすくなる。 |
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6.水をよく分離すること(水分離性) |
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<分離性が悪いと>
●かき回されてクリーム状になる。
●サビができやすい。 |
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7.サビを防ぐこと(サビ止め性) |
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<サビ止め性が悪いと>
●機器の中をサビさせ、寿命を短くする。 |
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8.パッキン(シール材)をいためないこと。(シール材との適合性) |
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<適合性が悪いと>
●パッキンをいため、油がもれるようになる。 |
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9.塗料をいためないこと(塗料との適合性) |
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<適合性が悪いと>
●タンク内部などの塗料がはげる。 |
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「やさしい潤滑油のはなし」出光興産(株)より
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