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工作機械の潤滑

 工作機械は軸受・摺動面・歯車・油圧装置などが組み合わされて出来ていますが、その潤滑の概要と注意すべき点をあげてみます。
1.軸受の潤滑
  ほとんど「ころがり軸受」が用いられ、特に精密さを要求する場合だけ「すべり軸受」が用いられます。(高速精密旋盤の主軸軸受、研削盤の砥石軸軸受など)
■ころがり軸受
 一般に回転速度が早い場合は潤滑油が、おそい場合はグリースが用いられます。

 その目安になるのがdn値です。
     dn値=軸受内径(mm)X回転数(rpm)

■すべり軸受
 すべり軸受は、特に精密さを様子売る場合に用いられます。
 急激に繰り返される起動、停止の時の潤滑不良や、スラッジの発生、発熱による変形等が、製品の制度に微妙に影響しますので、潤滑油には潤滑性・流動性の良いこと、いたみにくいこと、発熱をおさえること、などが要求されます。
2.歯車の潤滑
 ギヤーボックスの中で潤滑油は激しくかき回されます。そのため粘り気が多いと動力の損失が大きく、また発熱のために加工精度が悪くなります。
 そこで潤滑油には、潤滑不良にならない限り粘度の低いこと、流動性の良いことが要求されます。
 また最近では、工作機械の歯車も大きな力を受ける場合が有り、そのためきびしい条件でも油膜が敗れない極圧性も要求されるようになりました。
3.摺動面(すべり案内面)の潤滑
 摺動面(すべる案内面)は、平行な二つの面がピッタリくっついているので油膜ができにくく、そのため特に低速で動く場合に、二つの面がピッタリ吸いついたり急にすべったりをくり返すスティックスリップ現象(いわゆるビビリ)を起こすことがよくあります。
 そこで摺動面(すべり案内面)の潤滑油には、スティックスリップを防ぐことが特に要求されます。
4.油圧装置の潤滑
 最近、工場の中も自動化が進み、工作機械にも油圧で操作されるものが増えてきました。
 工作機械の油圧装置では精度の高い動きが必要となるため、作動油には特に摩擦の少ないこと、スラッジのできにくいこと(いたみにくいこと)、また寒い時にも性能が下がらないように低温流動性の良いこと、などが要求されます。
「やさしい潤滑油のはなし」出光興産(株)より

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